Q85 前立腺検査のPSAには、「EIA」と「高感度」の2種類がありますが、この違いは何でしょうか?
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PSAは、前立腺癌や前立腺肥大症で上昇しますが、特に前立腺癌で顕著に増加します。
「EIA」については測定範囲の下限が0.9までしか測定できませんが、「高感度」においては0.008まで測定できます。そのため手術後の治療経過観察や再発の推測に有用となります。
また、診療報酬点数も同一であるため、現在では「高感度PSA」の方が主流の検査方法となっています。(下記参照)また、当検査センターでは、高感度PSAを所内導入しており当日検査を行っております。
以上より、当検査センターでは「高感度PSA」を推奨しています。
担当 生化・免疫係
Q&Aは広島市医師会会員及び当検査センターをご利用の医療関係者(医師、看護師、臨床検査技師等)を対象に臨床検査に関わる情報を提供しています。掲載する情報は、一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。