Q23 細胞診検体採取から塗抹後、固定液をかけるときに注意することは何かあ りますか。
A23
細胞診の基本染色であるパパニコロウ染色は、湿固定が必須であり乾燥厳禁です(乾燥した場合には、細胞の観察が困難となり、判定に影響が出る可能性があります)。
婦人科材料や穿刺液はスライドガラスに塗抹後、直ちに(1秒以内に)固定液で塗沫面全体を覆ってください。
※当検査センターでは滴下式固定液をご用意しております。
基本の標本枚数 etc. は材料により異なりますので、『総合検査案内2012』の P138をご参照ください。
Q&Aは広島市医師会会員及び当検査センターをご利用の医療関係者(医師、看護師、臨床検査技師等)を対象に臨床検査に関わる情報を提供しています。掲載する情報は、一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。