一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

Q40 感受性は MIC1を依頼したにもかかわらず、細菌検査の結果報告書に S・I・R の判定 のみで MIC 値が記載されていなかったのはなぜですか。(同定菌は Lactobacillus)

A40

Lactobacillus などの発育不良細菌は MIC 法(微量液体希釈法)では検査困難(培養不能)であり、代わりに発育可能なディスク法で感受性検査を行うことになるため、S・I・R の判定のみとなります。また、このような場合は結果報告書にコメントを記載いたします。

注)DAP(ダプトマイシン)は MIC 法のみ検査可能なため、上記の条件によりディスク法で検査した場合は、DAP のみご報告はできませんので、ご了承ください。
注)DAP の適応は、MRSA による感染症(敗血症、感染性心内膜炎、深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染)となっております。

(検査2科細菌係回答)

 

 

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