新規実施項目のお知らせ
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
このたび、新たに下記の項目を受託開始しますのでご案内いたします。
ご利用いただきますよう、お願い申し上げます。
記
■実施日 令和2年1月20日 (月) ご依頼分より
■新規実施項目
詳細については以下をご参照ください。
●抗表皮自己抗体〔IFA〕
天疱瘡・類天疱瘡の診断補助に、間接蛍光抗体法(IFA法)での測定が可能になりました。
抗デスモグレイン抗体(抗デスモグレイン1抗体および抗デスモグレイン3抗体)は抗表皮細胞間抗体の一つで、表皮細胞間の接着作用を阻害することで、表皮中で水疱を生じさせる作用があります。主に、尋常性天疱瘡では血中にデスモグレイン3に対するIgG自己抗体を検出し、落葉状天疱瘡では血中にデスモグレイン1に対するIgG自己抗体を検出し、天疱瘡の診断補助に用いることができます。
抗表皮基底膜部抗体(抗BP180(NC16aドメイン)抗体)は、表皮真皮細胞間の接着作用を阻害し、表皮下で水疱を生じさせる作用があります。主に、水疱性類天疱瘡ではBP180(NC16aドメイン)に対するIgG自己抗体を検出し、水疱性類天疱瘡の診断補助に用いることができます。
本項目は、抗デスモグレイン抗体と抗表皮基底膜部抗体を同時に検出することが可能で、これまで汎用されてきたCLEIA法に加え、保険収載項目として、新たに間接蛍光抗体法(IFA法)で測定可能になりました。
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