一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

臨床検査センターインフォメーション
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新規実施項目のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

このたび、新たに下記の項目が受託可能となりましたのでご案内いたします。

ご利用いただきますよう、お願い申し上げます。

 

 

■実施日 平成30年11月28日() ご依頼分より

 

■新規実施項目

 

留意事項(中医協資料より抜粋)

・本検査は、原発性骨粗鬆症の患者に対して、ECLIA法により測定した場合にのみ算定できる。ただし、骨粗鬆症の薬剤治療方針の選択時に1回に限り算定する。

・本検査を行う場合には、関連学会が定める実施方針を遵守すること。

 

(詳細は以下参照)

 

 

・25OHビタミンDECLIA

体内のビタミンD不足・欠乏状態の評価に有用な検査です。

ビタミンDは、食事からの摂取に加え、紫外線の照射によって皮膚で産生される脂溶性のステロイドホルモン前駆体です。体内で活性型ビタミンDに変換されることで、腸管からのカルシウムおよびリンの吸収を高め、骨・ミネラル代謝の維持において重要な役割を担っています。体内のビタミンD充足状態の評価には、安定な代謝産物として血中に存在する25OHビタミンD濃度が用いられています。

体内のビタミンD貯蔵量の減少によるビタミンD作用の低下は、カルシウム代謝異常を生じ、骨粗鬆症の発症要因となります。骨折・転倒リスクの上昇につながるほか、二次性副甲状腺機能亢進症およびビスホスホネート等の骨吸収抑制剤に対する反応性低下の原因となります。

ビタミンDの不足・欠乏は決して稀ではなく、Japanese Population-based OsteoporosisJPOS)研究において、50歳以上の女性1,211例の血中25OHビタミンD濃度を測定した結果、ビタミンD欠乏例の占める割合は52%、不足例は38%であり、その後の追跡調査でビタミンDの血中濃度が低いほど将来の骨折リスクが上昇することが示唆されています。

本検査は、血清中の25OHビタミンDECLIA法により測定いたします。骨粗鬆症を始めとする代謝性骨疾患におけるビタミンD不足・欠乏状態の判定補助に有用です。また、高齢者の骨折予防を目的とした健診での活用が期待されています。

 

 

 

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