新規実施項目のお知らせ
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
このたび、新たに下記の項目を受託開始いたしますのでご案内いたします。
ご利用いただきますよう、お願い申し上げます。
記
■実施日 平成30年 9月 1日 (土) ご依頼分より
■新規実施項目
オートタキシンの判定基準(カットオフ値)
①より高い検体は、肝線維化進展例と判定します。
②より高い検体は、肝硬変と判定します。
※C型肝炎治療ガイドライン(第5.4版)の「肝線維化F2以上」にあたります。
●オートタキシン
初期の肝線維化を判別できる新しい血中マーカーです。
オートタキシン(ATX)はリン脂質代謝酵素であり、リゾホスファチジルコリン(LPC)を分解し、臓器の線維化を引き起こすことが知られているリゾホスファチジン酸(LPA)を産生します。線維化などの肝障害によりATXの代謝阻害が起こることでATXが血中に滞留し、さらにLPAが上昇し線維化が進みます。
以上より、ATXは肝線維化の初期段階から病態を把握でき、Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体よりも早期に上昇するという報告もあります。
また、画像診断で判別しにくい初期の線維化を判別できる血中マーカーとして有望視されています。
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