一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

臨床検査センターインフォメーション
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新規実施項目のお知らせ

謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
このたび、アミノインデックス®がんリスクスクリーニング(AICS:Aminoindex® Cancer Screening)の受託を開始することに致しましたので、ご案内申し上げます。
AICSは、血液中のアミノ酸濃度から、がんに罹患しているリスクを評価する検査です。ご利用いただきますようお願い申し上げます。
引き続き、先生方のお役に立てるよう努めてまいる所存ですので、宜しくお願い致します。

敬白

 

■実施日  平成28年 3月 1日(火) ご依頼分より

新規検査項目

【解析対象となるがんの種類】
男性 AICS(5種):胃がん、肺がん、大腸がん、膵がん、前立腺がん
女性 AICS(6種):胃がん、肺がん、大腸がん、膵がん、乳がん、子宮がん・卵巣がん

 

【ご依頼時の注意点】
予約検査となっております。前日までにご連絡をお願いします。
*受診者には、採血前8時間は、絶飲食(水は可)でお越しいただき、午前中に採血して下さい。
*採血後は、直ちに採取管をキューブクーラーに入れ冷蔵保存してください。

※キューブクーラーの貸し出しは、前日までに検査センターまでご連絡願います。
※キューブクーラーは、-20℃で8時間以上、予備冷却が必要です。

*ご依頼の際は、依頼書Ⅰの通信欄に項目名を記入願います。
*解析に必要ですので、必ず性別・年齢を記入願います。

 

アミノインデックス®がんリスクスクリーニング (AICS:Aminoindex® Canreening)
男性 AICS(5種) 女性 AICS(6種)

健常人における血液中のアミノ酸濃度は、それぞれ一定に保たれるようにコントロールされています。しかし、がん患者では血液中のアミノ酸濃度のバランスが変化することが報告されています。
AICSは、血液中のアミノ酸濃度を測定し、健常人とがん患者のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、がんに罹患しているリスク(可能性)を予測する検査です。
がんに罹患している確率を算出し、0.0~10.0の数値(AICS値)として報告いたします。リスクの傾向が高いほど、がんである確率が高くなります。
また、このAICS値からリスクを判断する目安として、「ランクA」「ランクB」「ランクC」に分類され、がんであるリスクが3段階で示されます。

■アミノインデックス®とは
アミノインデックス®とは、血液中のアミノ酸濃度のバランスから、現在の健康状態や病気の可能性を明らかにする技術を活用した解析サービスです。

■AICSの評価対象について
AICSは下記年齢の日本人(妊娠されている方を除く)を対象として開発された検査です。下表の対象年齢以外の方のAICS値は評価対象外となりますので、予めご了承ください。

検査時に妊娠されている方、授乳中の方、がん患者(治療中を含む)の方、先天代謝異常の方、透析患者の方は、結果値に影響があるため検査はお受けられません。

 

■キューブクーラーについて

・貸し出しについては、事前に検査センターまでご連絡をお願いします。
・使用前に、-20℃で8時間以上、予備冷却が必要となります。
・サイズ(mm)150×180×170

 

■参考文献
アミノインデックスによるがんリスクスクリーニング 住民検診への応用
木村 修(南部町国民健康保険西伯病院 外科)
日本がん検診・診断学会誌(1881-8846)22巻2号 Page172-180(2014.12)

 

※詳しくは、担当営業員がご説明に伺いますのでご連絡ください。