一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

臨床検査センターインフォメーション
臨床検査センターインフォメーション

検査内容変更のお知らせ

謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

このたび、下記の検査項目について、検査内容を変更させていただきたくご案内いたします。
何卒ご了承賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

敬白

■実施日 平成28年 3月 31日(木) ご依頼分より

■変更項目

 

抗ヘリコバクターピロリIgG抗体

同一試薬メーカーのラテックス法の測定試薬に変更し所内導入いたします。これにより、総合報告書による翌日報告が可能となります。なお、基準値の変更はございません。

■現法と新法の比較

 

MMP-3(マトリックスメタプロテイナーゼ-3)
β2-マイクログロブリン〔血液〕 
副甲状腺ホルモン(PTH)-インタクト

委託先と同一検査方法、同一測定試薬にて所内導入いたします。これにより、総合報告書による翌日報告が可能となります。なお、基準値の変更はございません。

 

遊離脂肪酸(FFA、NEFA)

診療報酬算定経過措置*2)の終了に伴い未保険収載項目となります。受託数僅少により外部委託させていただきます。

*2)前回(平成26年4月)の診療報酬改定において、平成28年3月31日までの間に限り、下記の経過措置の検査項目(11項目)が設けられました。(検査センターインフォメーション NO.2014-48)今回、その経過措置が終了し未保険収載項目となります。

 

■経過措置 検査項目

・肺サーファクタント蛋白-A(SP-A)(羊水)
・エステル型コレステロール
・遊離脂肪酸
・前立腺酸性ホスファターゼ
・不飽和鉄結合能(UIBC)(RIA法)
・総鉄結合能(TIBC)(RIA法)
・カタラーゼ
・シスチンアミノペプチダーゼ(CAP)
・溶連菌エステラーゼ抗体(ASE)
・リウマトイド因子(RF)半定量
・LEテスト定性

 

リン脂質(PL)

受託数僅少のため外部委託させていただきます。

 

オステオカルシン

現測定試薬の販売中止に伴い、Non-RIA試薬に変更させていただきます。新基準値は文献値*1)です。
オステオカルシン(OC)は骨芽細胞から分泌され、血中では完全分子のインタクトオステオカルシンのほかに、様々なフラグメント(断片)として存在します。現RIA法ではインタクトオステオカルシンを測定対象としていますが、新法では、インタクトオステオカルシンとフラグメント(N-MID)の双方を認識部位としています。

*1)吉村典子 他: 一般住民における血清 β-Isomerized Cross-Linked C-Teropeptide of Type-I Collagen(β-CTX)および Total Osteocalcin(Total OC)の性・年齢別分布からみた基準値設定の試み.Osteoporosis Japan 13(3) 237-243, 2005

■現法と新法の比較

 

コルチゾール〔ECLIA〕

ステロイドホルモンとの交差反応性を低減した改良試薬に変更させていただきます。新基準値はメーカー設定値です。

■現試薬と新試薬の比較

 

RLP-C (レムナント様リポ蛋白コレステロール)

より特異性の高い測定試薬に変更し、所要日数を短縮いたします。なお、基準値の変更はございません。

■現法と新法の比較

 

プロテインC活性

測定機器および測定試薬の変更に伴い、所要日数を短縮いたします。なお、基準値の変更はございません。

■現試薬と新試薬の比較