薬剤感受性検査判定基準変更のお知らせ
謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
このたび、一般細菌薬剤感受性基準セットの判定基準を変更することになりましたので、ご案内いたします。
現在、米国臨床標準協会(CLSI)の2009年版(S-19)の判定基準に準じて判定しておりますが、昨年1月より、JANIS(厚生労働省 院内感染サーベイランス事業)が、CLSIの2012年版(S-22)に準じて報告を行うようになり、全国的に2012年版(S-22)へ移行する施設が増えてまいりました。そのため、当検査センターでも、これを機に2012年版(S-22)に準じた判定基準に変更することに致しました。
何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
敬 白
記
■実施日 平成28年 2月 1日(月) ご報告分より
■変更項目および変更内容
* 判定基準の詳細につきましては、下記をご参照下さい。
■ 薬剤感受性検査 判定基準変更箇所
■CLSI2009年版から2012年版への変更のポイント
2009年版の判定基準では、耐性菌(ESBL、β-ラクタマーゼ耐性菌など)があまり出現しておらず、耐性菌を考慮していませんでしたが、2012年版では様々な耐性菌の出現により、判定基準を低く設定し、耐性菌検出を強化しています。