一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

臨床検査センターインフォメーション
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新規実施項目のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

このたび、新たに下記の項目が受託可能となりましたのでご案内いたします。

ご利用いただきますよう、お願い申し上げます。

 

 

■実施日 令和4年3月31日() ご依頼分より

 

■新規実施項目

 

詳細については以下をご覧ください。

 

●鳥特異的IgG抗体

過敏性肺炎のうち、鳥類由来抗原を原因とする鳥関連過敏性肺炎の診断補助に有用です。


過敏性肺炎は、特定の抗原に継続的に曝露することによって発症するアレルギー性間質性肺炎の一種であり、曝露する抗原の濃度、曝露及び感作発症までの期間や症状により急性・慢性に分類されます。

鳥関連過敏性肺炎は慢性過敏性肺炎の約6割を占めており、鳥類由来の抗原(羽毛、糞便など)への曝露を原因とする疾患です。

本疾患では症状の改善及び予後への影響から原因抗原の除去が重要視されており、本項目はセキセイインコとハトの抗体を同時に測定することで、原因抗原の特定による診断補助に用いられます。

本項目では、セキセイインコIgGとハトIgG両方の抗体を測定し、いずれか一方または両方が陽性の場合に陽性として判定を報告いたします。

 

[鳥特異的IgG抗体の判定基準]

両方またはいずれか一方の測定値がカットオフ値(セキセイインコ:8.00mgA/L、ハト:24.0mgA/L)以上となった場合を陽性と判定し、両方がカットオフ値未満の場合を陰性と判定いたします。

 

 

 

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