Q111 検査依頼書Ⅰの末梢血液像に機械法と鏡検法がありますが、違いを教えてください。
A111
機械法は、フローサイトメトリー法を利用した自動分析機で測定します。基本的には、機械のデータを報告しています。異常が疑われた場合は、自動的に塗抹標本の作製と染色が行われ、顕微鏡による目視(鏡検)検査をいたします。異常細胞や幼若細胞の出現があれば鏡検した結果をお返ししています。
鏡検法は、必ず顕微鏡による目視(鏡検)の結果をお返しいたします。検査目的は、好中球の分類(桿状核球と分葉核球)や造血器疾患、感染症疾患などの鑑別による場合が多く見られます。なお、疑われる疾患や確認目的の細胞がある場合は通信欄への記載をお願いいたします。
担当 血液・尿一般係
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