一般社団法人広島市医師会臨床検査センター

Hiroshima City Medical Association Clinical laboratory

臨床検査センターインフォメーション
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新規実施項目のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

このたび、新たに下記の項目が受託可能となりましたのでご案内いたします。

ご利用いただきますよう、お願い申し上げます。

 

 

■実施日 令和2年1月20日 () ご依頼分より

 

■新規実施項目

FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症のカットオフ値は、30pg/mLです。

 

■受託中止項目

今回の新規受託開始に伴い、下記項目は令和2年1月19日(日)依頼分をもって受託中止とさせていただきます。

 

詳細については以下をご参照ください。

 

 

●FGF23CLEIA

低リン血症を伴うくる病・骨軟化症において、本項目をご活用ください。

線維芽細胞増殖因子23Fibroblast growth factor 23FGF23)は、血中リン濃度の調節を行うホルモンで、主に骨細胞により産生され、Klotho-FGF受容体複合体に結合することにより、腎近位尿細管でのリン再吸収と、血中1,25-水酸化ビタミンD濃度の低下を介する腸管のリン吸収を抑制させます。

血中FGF23は、PHEX遺伝子異常によるX染色体連鎖性低リン血症性くる病(X-linked hypophosphatemic ricketsXLH)や、FGF23産生腫瘍による腫瘍性骨軟化症(Tumor-induced osteomalaciaTIO)などの低リン血症において高値を示しますが、ビタミンD欠乏やビタミンD代謝障害、腎尿細管異常、リン欠乏を伴う低リン血症性くる病・骨軟化症においては低値を示します。

また、近年ではFGF23作用を阻害することにより低リン血症や成長障害が改善することが報告されています。

本項目は血清中のFGF23CLEIA法により測定いたします。FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症の診断補助に有用です。

 

 

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