検査内容変更のお知らせ
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
このたび、下記の検査項目について、検査内容を変更させていただきたくご案内いたします。
記
■実施日 平成30年12月 6日(木) ご依頼分より
■変更理由
現試薬販売中止に伴う同一メーカー試薬への変更のため
■変更内容
*参考カットオフ値はELISA法採用に伴い再設定され、基準範囲(海外基準)と同一になりました。
<留意事項>
1.抗IA-2抗体のELISA法への方法変更に伴い、日本糖尿病学会より推奨される対処文章が出されています。
日本糖尿病学会ホームページ : 「IA-2抗体測定法の変更への対処法に関するRecommendation」
2.上記変更に伴い疾患別検査ガイド糖尿病(2018年8月発刊)の糖尿病診療フローチャートの抗IA-2抗体基準測定値の掲載が変更となります。
< 詳細は以下参照 >
●抗IA-2抗体
1型糖尿病は、劇症1型糖尿病、急性発症1型糖尿病、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)の3つに分類されます。このうち、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)は2型糖尿病と類似した臨床像を呈しますが、治療法が異なるため、適切な治療のためには病型の判別が重要となります。
その診断には膵島関連自己抗体の測定が必要ですが、陽性率の高い抗GAD抗体の陰性例において、抗IA-2 抗体陽性の場合は、緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM)の可能性があります。
抗IA-2 抗体は、2018年4月診療報酬改訂により「30歳未満」に限る年齢制限がなくなり、30歳以上であっても、抗GAD抗体陰性患者の1型糖尿病の診断に用いることができるようになりました。
●疾患別検査ガイド糖尿病の変更について
*抗IA-2抗体の基準範囲変更に伴い、下記に示す掲載値が変更となります。
お手数をお掛けいたしますが、お手持ちの疾患別検査ガイド糖尿病の修正をお願い致します。
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