Q84 B型肝炎訴訟におけるHBc抗体検査について、HBc抗体陽性(高力価)の判断基準はどのくらいの値になりますか?また、検査方法はCLEIAでしょうか?
A84
当検査センターで受託しているHBc抗体検査[CLEIA]の陽性(高力価)の判断基準は、100.0(C.O.I.)となります。また、B型肝炎訴訟におけるHBc抗体検査の検査方法ですが、平成24年1月13日から施行された「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」で、HBc抗体検査における検査法(測定法)の記載がないことよりCLEIAで問題ありません。
ただし、当検査センターでは、平成29年1月5日ご依頼分より、HBc抗体の検査方法が、CLIAからCLEIAへ変更となっております(検査センターインフォメーションNo.2016-51参照)ので、以前の方法で受託していた場合は以下の注意が必要です。
※注意
HBc抗体[CLIA]の高力価の判断基準は、CLEIAとは異なりますのでご留意ください。HBc抗体[CLIA]の高力価の判断基準は、10.00(S/CO)となります。
担当 生化・免疫係(免疫血清担当)
Q&Aは広島市医師会会員及び当検査センターをご利用の医療関係者(医師、看護師、臨床検査技師等)を対象に臨床検査に関わる情報を提供しています。掲載する情報は、一般の方に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。